始まりは小学3年生の頃でした。
仲の良かった友達が「あれ? 白髪があるよ・・・抜いてあげる」
その時は何とも思わなかったのですが、成長するにつれて白髪は徐々に増えていきました。そして、高校に入学する頃にはどこから見ても白髪がパラパラと目立つ状態に・・・。
母や友達からも「白髪がすごいね。染めた方がいいんじゃない?」と言われましたが、学校は勿論染髪禁止。
悩んだ挙句、手を出したのはヘアマニキュアでした。
ヘアカラーのように染めたことがわかりにくいし、白髪もある程度ごまかせそう。髪も傷みにくい・・・良いことづくめのように思われたのです。
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学校にもバレることなくヘアマニキュアで白髪をごまかし、高校も無事卒業できました。
その後、ドラッグストアでバイトを始め、仕事にも慣れてきたある日、たまたまそばにいた店長に言われたのでした。
「若いのに真っ白! しかもごわごわバサバサで・・・それでお客さんの相手をするのはちょっと問題じゃない?」
鏡を見てみると、確かに同年代の他の人の髪とは全く質感が違いました。
ヘアマニキュアが退色しかかり、白く光った髪が沢山あり、頭だけ見たらまるで老婆のようです。
もうヘアマニキュアではカバーしきれない・・・早速社員割引で白髪染めを購入し、本格的に染め始めました。
白髪染めはヘアマニキュアとは違い、染めた後は今まで以上に髪がゴワゴワし、元々硬い髪が余計バサバサになり、まるで藁縄のよう。
そもそも、二十歳前後で白髪染めなんて本当に情けないし、周りの子たちのツヤツヤの黒髪を見ると正直腹が立ちます。
でも、仕方がない。バサバサなのはトリートメントで何とかするしかない。
あの頃は本当にヘアケアに手間とお金をかけていました。
あれから数十年たち、やっと私の髪も年齢相応となり、周りと比べて落ち込むことも少なくなりました。
相変わらず、白髪染めとトリートメントは続けています。
しかし、最近の白髪染めはかつてのようにゴワゴワしないし、ものによってはトリートメントがセットになっているものもあります。
それに、白髪染めとは一見して分からないくらいパッケージもおしゃれ。
でも、同年代で白髪のない人やツヤのあるしっとりした髪をした人を見るとやはり羨ましいし、毎朝ブラシも通らないような髪は今も悩みの種です。